デザインや開発の作業をしていると、「この色、どんな色(コード)だろう?」と気になる時はありませんか?

Microsoft PowerToysの「Color Picker(カラーピッカー)」は画面上の色を取得し、HEXやRGBなどの形式で活用できる便利なツールです!

ショートカットキーで起動し、左クリックで選択することで簡単に画面上の色のコードをコピーできます。履歴の管理や色の微調整も可能です。

デザイナーや資料作成、SNS投稿の色選びにも役立ちます!

本記事では、「Color Picker」の基本的な使い方や設定方法を詳しく解説します。これを活用して、色取得の作業効率を向上させましょう!

Microsoft PowerToysをインストール

Color Picker(カラーピッカー)」を使用するには「Microsoft PowerToys」をインストールし、機能を「オン」にしておく必要があります。

下記の記事でMicrosoft Storeより「Microsoft PowerToys」をインストール方法を詳しく解説していますので未インストール場合はぜひ、ご覧ください。

基本的な使い方

Win + Shift + C

「Win + Shift + C」を押下することで「Color Picker」が起動します。

マウスのカーソルを任意の場所に合わせると、ピクセルの「」と「コード」を確認することができます。

※「ESC」ボタンで解除

左クリックでコピー

左クリックすると「エディター」が起動し、デフォルトで設定されている色の「コード(HEX)」がコピーされます。履歴(最大20個)も残ります。

貼り付け

そのまま任意のファイルに貼り付け(Ctrl + V)することができます。

拡大機能を活用

マウスホイールを回転

「Win + Shift + C」を押下し「Color Picker」を起動させた状態で、マウスホイールをスクロール(回転)すると周囲の色を拡大表示することができます。

細かいピクセル単位で色を選びたいときに便利です。

エディターで管理

左クリックで色を選択した際に起動する「エディター」で管理できる項目をご紹介します。

選択

「選択」を押下すると再度、画面上の色を確認できる状態に戻ります。

※「ESC」ボタンで解除

履歴を管理

取得した色の履歴が最大20個まで保存されます。

選択することで再度表示させることができます。

2段階の色を表示

左のバーより上から「2段階明るい色」、「選択中の色」、「2段階暗い色」を確認できます。

バーの上下2段階の色をマウスで選択することもできます。

色の調整

明るさや色合いを調整しながら、新しい色を作成することもできます。

STEP1
左バーの中央の色にカーソルを合わせると「色を調整します」と表示
STEP2
左クリックすると調整用のウィンドウが開く
STEP3
バーや値を変えることで色合いを調整することが可能
※縦のバーの色も変わります
STEP4
色が決まったら「選択」を押下
STEP5
エディター画面に戻るので、コピーして利用

右クリックで削除とエクスポート

履歴の削除

任意の履歴上で右クリック>「削除」を選択することで履歴から削除できます。

エクスポート

任意の履歴上で右クリック>「エクスポート」を選択することで「色でグループ化」と「ファイル形式でグループ化」を選択することができます。

ファイルの種類はテキスト形式(.txt)とJson形式(.json)から選択できます。

ファイル名を入力し「保存」の押下で任意のフォルダに保存されます。

※「色でグループ化」をテキスト形式(.txt)でエクスポートした場合

※「色でグループ化」をJson形式(.json)でエクスポートした場合

設定

エディターの右上「歯車マーク」を押下することで「Color Picker」の設定が開きます。

※「Win + Shift + C」を押下し「Color Picker」を起動させ左クリックするとエディターが開きます

アクティブ化のショートカット

ここではショートカットキーをデフォルトの「Win + Shift + C」から変更することができます。

Windowsキー、Ctrl、Alt、またはShiftで始まる、ショートカットキーを押下し「保存」を選択すると変更できます。

アクティブ化の動作

「Win + Shift + C」を押下し「Color Picker」を起動させた際の、3通りの挙動を選択・設定できます。

以下の3つとなります。

シンプルにHTMLやCSS、資料などに貼り付けしたい場合はエディターが開かない「色の選択のみ」がおすすめです!

エディターを開くショートカットキーを押下することでエディターが開きます。
色を選択してエディターを開くデフォルトの設定です。
マウスの場所で色を確認し、左クリックすることでコードがコピーされ、エディターが開きます。
色の選択のみマウスの場所で色を確認し、左クリックすることでコードがコピーされます。
エディターは開きません。

既定の色の形式

左クリックでコードがコピーされる際の「形式」を設定することができます。

デフォルトで「HEX」が設定されています。

任意の「形式」が選択可能

色の名前を表示

「Win + Shift + C」で「Color Picker」を起動し、マウスで色を確認する際に色の名前が表示されるようになります。

デフォルトでは「オフ」となっており表示されていない状態となっています。

※オフの状態

※オンの状態。「濃い青緑」と表示される。

色の形式

新しい形式の追加

「新しい形式の追加」より任意の色をエディター画面に表示できるようになります。

STEP1
「新しい形式の追加」を選択
STEP2
名前、フォーマットを指定して保存
STEP3
一覧に追加される
STEP4
エディター画面に追加される
STEP5
不要になったものは設定画面より削除

コードの選択

左クリックで色を選択した際、エディター画面にデフォルトで「HEX」「RGB」「HSL」の3つのコードが表示・コピーできる状態となっています。その設定を変更することができます。

エディター画面に追加され、コードをコピーすることができます。

まとめ

今回は「Microsoft PowerToys」の機能の一つ「Color Picker(カラーピッカー)」の基本的な使い方と設定方法を紹介しました!

ショートカットキー(Win + Shift + C)から左クリックで誰でも簡単に色を取得することができます!

画面上の色を確認したい際は、ぜひ試してみてください!

最後まで読んでいただき、ありがとうございました!