WindowsPCを使っていると、気づかないうちにパソコンの動作が重くなることがあります。その原因のひとつが、「Temp」フォルダや「%Temp%」フォルダにたまり続ける一時ファイル（ごみフォルダやごみファイル）です。
「Temp」フォルダや「%Temp%」フォルダはアプリのインストールや更新作業、ブラウザの動作などさまざまな場面で「一時的に使用される作業スペース」の役割を持っています。
※Temporary（一時的）の略です。
※「%Temp%」はユーザーごとのTempフォルダのことです。
しかし、不要になっても自動で削除されないため放置していると何GBもの容量となってしまい、パソコンのストレージ不足や処理の遅さにつながることがあります。
そこで、本記事では「Temp」フォルダと「%Temp%」フォルダ内の不要になったデータを削除し、パソコンの動作を軽くする方法をご紹介します！
Windows10とWindows11で同じ操作なのでぜひ試してみてください！
「ファイル名を指定して実行」を利用して「Temp」フォルダへ遷移
「Temp」フォルダと「%Temp%」フォルダに遷移するために「ファイル名を指定して実行」を利用します。
「Windowsキー ＋ R」を押下すると画面左下に起動（表示）します。
「名前」欄にアプリ名やファイル、フォルダ名を入力すると、その指定したものが起動します。
Windowsキー ＋ R
画面左下に「ファイル名を指定して実行」が起動します。
例えばcalculator(電卓)の「calc」まで入力し、OKかENTERキーを押下すると電卓が起動します。
このように「ファイル名を指定して実行」を利用することでテキスト（文字列）からピンポイントでアプリやファイル、フォルダを起動させることができます。
Tempフォルダ
「ファイル名を指定して実行」を利用してWindowsがシステムを動かしていくうえで、不要になったデータを溜めていく「Temp」フォルダを開き、データを削除します。
手順
「ファイル名を指定して実行」を起動し名前欄に「Temp」と入力して「OK」を選択するか「ENTER」キーを押下
Windowsの「Temp」フォルダが開く
「・・・は管理者の権限が必要です」と表示されたら「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れ「続行」を選択
「・・・を開いているので、操作を完了できません」と表示されたら「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れ「スキップ」を選択
※「再試行」を選択しても実行できないので再度メッセージが表示されたら「スキップ」を選択してください
※表示される都度行ってください
メッセージが表示されなくなったら完了です
%Tempフォルダ%
「ファイル名を指定して実行」の名前欄に「%（半角）」を前後に記載するかたちで「%Temp%」と入力するとWindowsの操作（ログイン）しているユーザーの「Temp」フォルダを開くことができます。
一般的に「C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Temp」の階層でエクスプローラー（フォルダ）が開きます。
※フォルダのパスに欄には「> ユーザー名 > AppData > Local >Temp」と表示されます。
手順
「ファイル名を指定して実行」を起動し名前欄に「%Temp%」と入力して「OK」を選択するか「ENTER」キーを押下
操作（ログイン）しているユーザーの「Temp」フォルダが開く
「・・・は管理者の権限が必要です」と表示されたら「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れ「続行」を選択
「・・・を開いているので、操作を完了できません」と表示されたら「すべての項目にこれを実行する」にチェックを入れ「スキップ」を選択
※「再試行」を選択しても実行できないので再度メッセージが表示されたら「スキップ」を選択してください
※表示される都度行ってください
※「次の場所にはありません。・・・」や「・・・からアクセス許可を得る必要があります。」の表示が出た際も「スキップ」を選択
メッセージが表示されなくなったら完了です
まとめ
「Temp」フォルダや「%Temp%」フォルダ内にはアプリやシステムが一時的に作成したデータが蓄積され、放置するとストレージ容量を圧迫したり、動作の遅さやエラーの原因になったりします。
削除作業自体は難しくなく、必要なデータだった場合はメッセージの表示にて削除をブロックしてくれるため、誰でも安心して実施できます！
定期的なメンテナンスとしてTemp（%Temp%）フォルダを掃除することでパソコンのパフォーマンス向上やトラブル予防が期待でき、よりストレスのない環境を保つことができます！
